標準化の威力

私の父は定年後も電気技師(でいいのかな?)として働いているのですが、先日重い機器を運ぶ要員として手伝いに行きました。
この作業、他の会社の方々との共同だったのですが、父と初めて顔を合わせる方々ばかりだったのです。
ソフトウェア開発の現場だと、初めて顔合わす人同士で会話が成立するようになるまでは、ある程度時間がかかると思います。
が、父と他の会社の方々とは、専門用語を介することで、特にコミュニケーションには問題ないようでした。
すごい。これはすごい。
何がすごいってまずは、初めて顔合わせる人が瞬時に協業できるところまで進んでいる標準化具合が。
次にすごいのが、父は70まぢか、他の会社の方々は40〜50(に見えた)ということ。この年齢差があっても通じる業界標準はすごい。
ここまで標準化が進んでいると、作業効率がかなり良い。新規メンバの立ち上がりに一週間かけてる我がIT業界を彼らが見たら、さぞ悠長な光景に見えるでしょう。まあ作業のスパンが違いすぎるので単純に比べることは出来ませんが。
IT業界もこんな感じにならないかな…とやはり思うのですが、用語や手順が標準化出来るのは、成果が標準化されているからだと思うんですよね。
この点がIT業界の難しさじゃないかな〜と思いました。